View of the world
ここは夢の世界
この世界には人間の夢に出てくる《夢の住人》が住んでいる。
彼らは人間と同じく衣食住をし学校へ行ったり仕事をしてお金稼ぐこともするし家族を築いたりもする。
現実世界との一種のパラレルワールドのようなものである。
だがしかし、いくつか現実世界とは大きく違うところが夢の世界にはあるのだ。
それは......
夢の世界には朝がない
その言葉の意味通り朝が来なくずっと夜が続いている状態なのだ。
そして、現実世界にも国や人種があるように夢の世界にも様々な国や人種が存在する。
姿も人間型だけでなく異型や小人、妖精や動物など
それから夢世界には
夢世界にしか存在しない特別な場所がある
他にも夢の住人だけが知っていることは、彼ら自身が夢であることを理解していることと自分たちの役割は人間に夢を見させること
夢世界の方が現実世界よりも時間の流れが遅いことである。
夢の住人は人間の見る夢から独自に生まれることもあれば住人同士からも生まれる
しかし、人間の見る夢から生まれる夢はその人間の影響を強く受けている
(楽しい夢からは元気な夢、悲しい夢からは臆病な夢といったところである)
《星降る遺跡》
何年かに一度、星が地に落ちる遺跡
その星は人間や夢住人の願いの結晶だと言われている
《追憶の街》
今には珍しい"レトロ物産"一色の街
月が雲に覆われ真っ暗な空、古びたビルや古びた看板、
昼間は人で溢れかえるであろう路上では
誰一人として乗っていない路面電車がただただ行方もなく闇雲に走っている
《境界の谷》
夢世界で現実世界との境界が最も近い場所
ここでは夢世界にはない朝を迎えることができる
対悪夢討伐機関《Bouvardia》はこの場所の近くに建っているため明るい時間帯がある
《忘却の美術館》
辺り一面霧に覆われている場所
そのためこの場所を見かけることは滅多になく存在すら伝説となっている
だが昔、この場所である事件が起きた
一度だけこの場所に足を踏み入れることのできた3人の若手狩人がいたが
その内の1人が死亡、他2人は狩人に救出されるもその後の行方が不明となった